就職、転職先に建築業界を選ぶ場合

これから就職、転職するのに、建築業界を考えているという方は
現在は少ないかもしれませんが、建築業界の中にも様々な仕事が
あり、やりがいを感じながら活躍している人がたくさんいます。

多くの場合は、代々建築業に携わっているから、自分も建築業界
へ就職、転職する、という「世襲」というパターンなのですが、
そうではなく自分の興味、関心から建築業界への就職、転職を選
ぶということもあるでしょう。

漠然と、建築業界に就職、転職したいといっても、仕事内容は様
々です。まずはその内容を調べ、そのために必要な準備をしてい
きましょう。建築業界への就職、転職には資格や実務経験、学歴
も欠かせないものですから、高校、大学進学の段階でおのずと限
定された進路を進む場合も少なくありません。

特に建築士をめざす場合は、特定の学歴がないと資格試験さえ受
験できない（できてもひじょうに実務経験年数が必要となる）の
で、本人だけでなく親や周囲のアドバイスがあってはじめてその
進路が有利と知る、ということもあるでしょう。どうしても世襲
が強いという流れもこのような所から感じられます。

建築業界に、技術職でなく事務職、総合職で就職・転職したいと
いう場合にも、建築業界の専門用語は理解しておく必要がありま
す。また会計や経理に関しても、特殊な技能が必要ですので、就
職、転職活動のはじめに建築に関して少しつっこんで勉強し、自
分のスキルを生かせるように知識面を整えていく必要があります。
また日々のニュース等もチェックしておくと、かなり役立ちます。

まずは、「建築」と「土木」の意味の違いを知る、こういった基
本的なところから知識を増やしていくと、建築業界に詳しくない
人でも、「興味を持っているのだな」ということが感じられ、就
職、転職時にも印象アップすると思います。